多くの参加者を集めて、とても盛り上がっているオンラインサロンがあれば、主催者の知り合いぐらいしか入っていない、閑散とした寂しいオンラインサロンもあります。
特に芸能人・有名人が主催しているオンラインサロンは、人が人を呼ぶように参加者が集まっているので、羨ましく思う人もいるでしょう。また、既に同じジャンルで活動している「先輩」のオンラインサロンの人気にあやかりたいと願っている人も多いはずです。
では、知名度がほとんどない一般人が、有名人や業界1位のオンラインサロンに負けないような人気を集める方法はないのでしょうか。
一般人がオンラインサロン集客をするための王道
人々は、知名度が高い人が運営するオンラインサロンばかりに集まるわけではありません。有名芸能人が運営していても、集客に苦戦しているオンラインサロンも、実は少なくありません。
その一方で、ある特定のジャンルで、知る人ぞ知る存在のオンラインサロンが、目覚ましい人気で多くの参加者を集めている例もあります。
知名度のない人が、人を惹きつけるための王道が、そのオンラインサロンの「コンセプト」や「ビジョン」を明確化させることです。
ごく簡単に説明すると、そのオンラインサロンが参加者に何を提供し、そして、他の類似のオンラインサロンとの違いを明確にひとことで言い表すのがコンセプトです。さらに、どのような世の中の実現を目指すのかが、ビジョンです。
つまり、参加者に「夢」を見させられるかどうかです。
決して大きな夢でなくてもいいのです。たとえ小さくて身近でも、共感する参加者がいる素晴らしい「夢」があれば、その夢のもとに人は集まります。
このオンラインサロンに参加することで、よりよい未来が訪れると信じさせられれば、有名人運営や業界ナンバーワンのオンラインサロンをも上回れる希望がある。それが、コンセプトやビジョンの力です。
コンセプトやビジョンには、具体的な言葉を混ぜる
コンセプトやビジョンに、ボンヤリした言葉しか使っていないと、効き目が弱くなります。
たとえば、「英会話が上手くなるサロン」では、なかなか月会費を負担してまで参加したいとは思ってもらいにくいです。そこで「1日10分参加するだけで、英会話が上手くなるサロン」という具体的な言葉でコンセプトを表現できれば、「何だろう?」「本当かな」と興味を持つ人、参加をしてくれる人が増えていきやすいのです。
ここで大切なのは、主催者が確実にできることより、主催者が実現できるかどうか「ギリギリの線」を突くのがコツです。
コンセプトやビジョンの中に、嘘や大げさな表現が混じっていては絶対にいけませんが、参加者の夢をできるだけ広げる努力や覚悟を見せたほうが、人は集まりやすいのです。