オンラインサロンの主催者には、一種のリーダーシップが求められます。
もちろん、主催者が有名人であり、そのカリスマ性で惹きつけるタイプのオンラインサロンもありますが、主催者のリーダーシップとはそればかりではありません。
オンラインサロンの運営は、カリスマ性で引っ張るよりも、「世話好き」であるほうが成功しやすいとされています。この記事では、世話好きオンラインサロン主催者の可能性について、ご紹介します。
メンバーからの信頼を得やすい
世話好きの主催者は、オンラインサロンに費やす時間が長い傾向があります。多くの時間をサロン運営に費やしている思いは、自然とメンバーに伝わりますし、その時間の蓄積こそが、メンバーの心に信頼感を少しずつ芽生えさせていきます。
オンラインサロンに費やす時間が長い、世話好きの主催者は、サロンでの話し合いを隅々まで見ているものです。それも、何か問題が起きているかを監視して注意するような目線ではありません。
世話好きでなく「支配好き」「干渉好き」の主催者は、メンバーを細かく注意して、自己満足を得ようとする傾向がありますが、そのようなリーダーシップの下心は、メンバーにすぐに見抜かれて、心が離れてしまいます。
本当の世話好きの主催者は、オンラインサロンのメンバーのことを信じている「性善説」を前提にして、多くの時間をサロン内にログインして過ごします。
ルール違反を注意するよりも、困っているメンバーをフォローしたり、議論に参加して盛り上げたりして、サロン全体に貢献しようとする思いが強いです。
リアル空間では「お節介」だと面倒がられる関わり方でも、オンラインならそこまで気にならないこともあります。本質的に世話好きの人は、オンラインサロンの運営に適していることが多いでしょう。
無駄なルールを減らせる
また、世話好きの主催者は、隅々まで目が行き届いているので、不正があればすぐに見つけられます。そのことも。不正が起きず、自由な雰囲気のオンライン環境作りに繋がります。
メンバーに守らせる無駄なルールを減らして、できるだけメンバーを信じ、それぞれの自主性を尊重することができるのが、優秀な世話好き主催者の特徴です。
必ず、世話好きでなければならないわけではありません。
もっとも、細かいところまで行き届く世話好きでなければ、オンラインサロンを運営できないわけではありません。
主催者はほとんど目立たなくても、コンセプトや企画が良ければ、メンバー同士で自然と盛り上がるオンラインサロンもあります。
また、縁の下の力持ちで淡々と、メンバー同士が楽しむ環境を水面下で整え続ける主催者もいます。
主催者の強みを活かしたオンラインサロンの運営方法をできれば、多くのメンバーから信頼され、オンラインサロンは長続きします。