PCやスマートフォンの性能が上がり、ネット回線の速度もめざましく向上しています。いよいよ、従来規格の4Gから、新時代規格の「5G」に、世の中のネット回線は本格的に移行しようとしています。
動画も、あらかじめ録画・編集されたものだけでなく、録画と配信を同時併行で行う「ライブ配信(生配信)」も多くなっています。
オンラインサロンでの集客にも、ライブ配信を活用することができます。
ただ、一般的な録画編集の動画とは異なる、独自のコツがライブ配信にはあるのも事実です。
そこで、オンラインサロンの見込み客集めに繋がる、うまいライブ配信のコツについてお伝えします。
文字情報を積極的に画面に出しましょう
ライブ配信の開始時間を待っていて、いつも積極的に参加してくれる常連さんは有り難い存在です。
ただ、ライブ配信をオンラインサロン集客に活用するのなら、「たまたまライブ配信を見かけた」人との、一期一会の縁を大切にしなければなりません。
つまり、あなたのことをよく知らない人々にも、広くライブ配信に興味を持ってもらい、視聴してもらわなければ、最初のきっかけすら作れないのです。
普通にライブ配信をしていると、ライブ画面には、あなたの姿や、部屋の背景などが映るはずです。
しかし、それだけで初見の人に視聴をしてもらうことは困難です。数秒間ぐらいなら話を聞いてくれるかもしれませんが、話の途中からでも心を掴み、視聴し続けてもらうには、相当巧みな話術が求められます。
よほど、あなたが珍しい格好をしていたり、目を惹く場所で配信したりしていない限り、常連さん以外は通り過ぎてしまうのです。
これは非常にもったいないですね。
ここは、テレビ番組が視聴者の興味を惹くための基本ノウハウ、「テロップ」の力を借りましょう。
今、どんなテーマで何について話しているか、画面に表示されていれば、たとえ途中からでも参加してもらえる可能性が高まります。
もちろん、サロンに直接関連するテーマであれば、集客にダイレクトに結びつくでしょう。
裏を返せば、「気まぐれ」「雑談」のようなライブ配信では、あなたのことを直接知らない人々を引き寄せることはできません。
テーマはハッキリと、文字で画面上に示すようにしたいものです。
ライブ配信支援アプリを活用しましょう
スケッチブックなどに、配信のテーマを書いて、常に画面上に掲げておくのも、ひとつの方法です。素朴で親しみやすい印象を与えることもできます。
ただ、さらに一歩先を行き、テレビの生放送のようにライブ配信画面にテロップを表示できると、初見の人々の目を惹く可能性を高められます。
YouTubeやFacebookなどのSNSプラットフォームでは、テロップ表示が標準機能として備わっていません。そこで、ライブ配信支援アプリを活用しましょう。
たとえば、StreamYardやOBS(Open Broadcaster Software)が代表的です。
StreamYardは、初心者でも扱いやすいですが、表示できるテロップの種類や位置に制約があります。より自由度が高い画面表示を求めるなら、OBSがおすすめですが、操作方法にやや癖があり、慣れるのに時間がかかります。
いずれにしても、ライブ配信のテーマを画面上に出しておくことは、サロン集客での基本となります。