オンラインサロンを運営していると、積極的に参加しているメンバーと、ほとんど書き込まずに読んでいるだけのメンバー(ROM専)とに、徐々に分かれていくのを感じるものです。
かといって、読んでいるだけのROM専メンバーが間違っているわけではありません。無駄話を書き込むことに価値を見いだしていないだけであり、月会費を払い続けている以上は、主催者の方針には賛同しているのです。
多くの場合、積極参加型になるか、ROM専になるかは、オンラインサロンに入会したばかりの段階、最初の数日ほどで決まるように思います。
ただ、初期段階では、サロンの方針に賛同している人だけでなく、サロンの雰囲気に呑まれて、戸惑っている人も混じっています。入ったばかりのオンラインサロンに違和感を感じるのは、どんなときで、運営者や他のメンバーは、どう対処すべきでしょうか。
古参メンバーが、全体を牛耳っている
正式に、サロンの運営をサポートするスタッフに任命されている古参メンバーなら、その指示に従ったほうがいいでしょう。
ただし、そうでない古参メンバーが、新入りに余計な口を挟んで、コントロールしてくる場合があります。そのような古参メンバーは、新人メンバーが入れない内輪ウケの話題で盛り上がりがちです。
これには、雰囲気に押されて違和感をおぼえるのは仕方ありません。ひょっとすると、1か月も経たないうちに退会するおそれもあります。
こうした古参メンバーに対して、主催者は「いつもお世話になっています」と感謝の意を述べた上で、余計なマウンティングはせずに、新人メンバーも大切にするよう、責任を持って注意するようにしましょう。
主催者への賛同意見が山のように寄せられる
これも、オンラインサロンでは珍しくない光景です。主催者が、多くのメンバーに賛同される状況を快感に思っているために、賛同意見しか出ない異様な雰囲気を放置してしまうのです。
ひどい場合は、前の日の書き込みと正反対のことを主張していても、みんなが異議を唱えずに賛同するところもあるほどです。
自分の気持ちよさより、オンラインサロンの将来を見据える、まともな主催者でしたら、「賛同も嬉しいけど、反対意見や提案などはありませんか?」と呼びかけるはずです。
これをできない主催者に、新人メンバーは違和感や器の小ささを感じて、早々と退会してもおかしくありません。
この問題も、主催者自身の心がけ次第で解決できます。他人の視点で見たときに違和感を覚えないか、 自分の言動を客観視できる想像力を身につけられれば大丈夫です。