オンラインサロンにとって、「名前」はとっても大事です。
たとえば、堀江貴文さんや西野亮廣さんなど、自分の氏名で人を呼べる著名人であれば、サロンの名称にそこまでこだわらなくていいかもしれません。むしろ、サロンの名称に主催者の氏名を入れるのが最も話が早いです。
実際、堀江さんも西野さんも、自分のオンラインサロンに「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」「西野亮廣エンタメ研究所」のように、自分自身の氏名を入れています。それが結局、集客のために最も強力だと心得ているからです。
もし、サロンを主宰するあなたが、(たとえ特定の業界内では知る人ぞ知る存在でも)残念ながら一般的な知名度が低い場合には、サロンの名前を真剣に考えたほうがいいのです。
オンラインサロンの名前は、キャッチフレーズだと考えよう!
人に接するときは、「第一印象」が最も大切で、その点ではオンラインサロンの会員募集ページでも同じです。
オンラインサロンの内容を説明するネーミングでもいいのですが、ただ説明するだけでは、決して知名度が高くない主催者が運営するサロンとして注目してもらうには、有利とは言えません。
たとえば、英会話に関するオンラインサロンなら、「英語が話せるようになる」「TOEICでハイスコアを目指す」といった内容の説明を、サロン名に付けることが多いです。
もちろんそれで間違っているわけではありませんし、ある程度の人数は集まるのでしょう。しかし、他にも競合が多い英会話というジャンルであれば、普通の説明をしたネーミングでは埋もれて目立たなくなってしまいます。ひいては、新規の見込み客をライバルのオンラインサロンに取られてしまう結果ともなりかねません。
主催者のこだわりより、参加者のメリットを前面に押し出す
読む人にとって、少しでも意表を突く名前を付けてみようと考えてみることが重要です。
その場合、一般的なイメージから「逆」を突けないかどうかと検討してみるといいでしょう。
英会話は、単語や文法を一生懸命におぼえて勉強するイメージがあるかもしれませんが、あえて「まったく勉強しないで英語を話せるようになるサロン」と打ち出せば、他のサロンが取り込んでいない層を取り込めるかもしれません。
あるいは、英語話者の人脈が豊富にあって、オンラインで日本人と会話してくれる外国人を何人も確保できる主催者でしたら、「月会費だけで、ネイティブと話し放題」というコンセプトを、そのままサロン名に盛り込むことができるでしょう。
知名度に頼れない一般のオンライン主催者は、かっこいい漢語やカタカナ語を使ったこだわりのサロン名を練るよりも、「参加するとどんなメリットや恩恵が得られるのか」「どんな楽しいことが待っているのか」といった、参加者の立場に寄り添ったネーミングが得策です。