オンラインサロンには、開設時期で「既存」と「新規」に大きく分けられます。
新規開設のオンラインサロンには、まず居ないタイプのメンバーが、開設から数カ月~数年経っている既存のオンラインサロンにはたくさんいます。それは、主催者以外でサロンを取りしきる「古参メンバー」です。
では、古参メンバーと交流するには、どのような長所や注意点があり、どう接するべきなのでしょうか。
「マウント」を取ってくる古参メンバーに、要注意
運営歴が長くなるほど、古参メンバーの存在感がどんどん増していくオンラインサロンがあります。
新入りのメンバーに対して、最初のうちは優しく接して、素朴な質問にも丁寧に答えてくれているかもしれません。
しかし、ふとした瞬間から、「このコミュニティで、自分のほうが影響力が上」「自分のほうがサロンへの影響力がある」などと立場の差を見せつけてくる、面倒くさい存在に豹変する場合があります。
このように、古参メンバーが面倒な存在になるのには、様々なきっかけがあります。
サロン内で新人メンバーが目立つ動きをしていたり、自分を飛び越えて主催者に急接近したりしているのを目撃すると、牽制をかけてくることがあります。
また、その古参メンバーが、リアルの仕事や家庭内で不愉快なことがあり、自分の立場が強いオンラインサロンで、その憂さを晴らしている可能性もあります(他のメンバーにとっては迷惑な話です)。
主催者・運営者は、古参メンバーとどう接するべきか
オンラインサロンの古参メンバーは、主催者の根強いファンであることが多いので、目に余る行動があっても、なかなか注意できないことが多いようです。
その点、お笑いコンビ キングコングの西野亮廣さんが運営する『西野亮廣エンタメ研究所』では、古参メンバーに対して、西野さん自らが釘を刺して、新しいメンバーにも参加しやすい雰囲気を作り出そうとしています。
芸歴20年を迎えるキングコングには、年季の入った筋金入りのファンが付いています。そのために、西野さんのオンラインサロンにも、一部のファンが入っていて、新入りのメンバーが入りづらい内輪ウケの話をあえてやっている局面もあったのですが、西野さんは大会も含む強気な態度で臨んでいます。
若い頃から芸能の世界にいる人は、古参のファンが新入りのファンを排除することによって、コミュニティの雰囲気が悪化して、規模が小さくなりかねないという危機を何度も目の当たりにしているものと思われます。
オンラインサロンの運営者にファンが付くと嬉しい気持ちはわかりますが、ファンが新入りに冷たく接している場面を見たら、心を鬼にして注意しなければなりません。その勇気がやがて、サロンの発展に繋がっていくのです。