吉本興業の芸人養成所「東京NSC」の1期生として、関東の若手漫才師ではトップクラスの人気で、鮮烈にデビューした「品川庄司」のボケ担当、品川祐さんがオンラインサロンを開設していることをご存知でしょうか。
品川さんといえば、自ら執筆し、ベストセラーにもなった自伝的小説『ドロップ』を、自ら監督して映画化したりと、マルチな才能を発揮して活躍しています。
その一方で、本業では「嫌われ芸人」「低好感度芸人」のひとりとしてイジられることが多くなっています。
そのような状況にある品川さんが、なぜ一般のファンを募ってオンラインサロンを運営しているのでしょうか。
「品川庄司」品川さんのオンラインサロンの目的は?
そのオンラインサロンの名称は「シナガワえんためクリエイト」といいます。
その目的は、「サロンメンバーと一緒に映画を創る」「ゆくゆくはハリウッドに進出する」という壮大なものです。
かつては、人気漫才師として、ツッコミ担当の庄司智春さんとともに、女性人気が凄かった「品川庄司」。
ですが、品川さんが番組内で、他人の話に割り込んででも積極的に前へ出て自己アピールする芸風が、徐々に同業者に嫌われるようになりました。
ついに2007年、当時、再ブレイクの途中だった有吉弘行さんから「おしゃべりクソ野郎」とあだ名を付けられたことがきっかけで、品川さんの嫌われぶりが一般にも浸透し、人気にも陰りが出てしまいます。
それもあり、品川さんは芸人としての活動を抑え、小説や映像などの「作品づくり」に没頭するようになります。
そして、「おしゃべりクソ野郎」による異変から13年、品川さんは一般人の力を借りて、本格的に映像制作の取り組みを進めるため、オンラインサロン「シナガワえんためクリエイト」が立ち上げられたのです。
「品川庄司」品川さんのオンラインサロンの特徴は?
最も特徴的な活動は、月に1回の「演技ワークショップ」です。
ワークショップとは、司会進行役を中心にして、参加者が自発的に体験や作業、発言を行いながら、何かを学ぶことができるセミナー形態です。
「シナガワえんためクリエイト」では、品川さん自らが執筆した脚本にあわせて、サロンメンバーが読み合わせをしたり、実際に演出を受けたり、カメラ・音声・照明などの裏方の動きを学んだりするワークショップを開催しています。
映像制作やドラマ、演劇に興味がある方で、品川さんに好感を持っているなら、きっと楽しめるはずです。