有名な「割引」キャンペーンといえば、ミスタードーナツのドーナツ100円の日。そして、過去には大手牛丼屋チェーン店同士の牛丼値引き競争などがありました。
顧客の目は引き付けるけれど、様々な弊害があるとも言われる【値引き】マーケティング。
今回は、オンラインサロンの月会費を「無料」にしてしまう事の意義についてみていきたいと思います。
ついついハマりそうになる月会費”無料”の罠。どこがいけないの?!
オンラインサロンを立ち上げた当初は、すぐに会員数が増えるわけではありません。
そこで、運営者としてはやはり心配になるのが「月会費が高額すぎて、皆が入会してくれないのかな…?」ということ。
入会さえしてくれれば、内容には自信がある。会員しか使えないECサイトで提供する商品にも自信がある。
…だからこそ、入会さえしてくれれば…いっそ、月会費を期間限定で無料にしてしまった方がいいんじゃないか?!
こうした思考に陥ってしまう運営者さんは決して少なくはありません。
しかし、です。結論から言うと、オンラインサロンの月会費は絶対に”無料”にはしない方が良いと言えます。
その理由は主に2つ。
・一度無料にしてしまうと、有料に移行するタイミングは非常に難しい。
・会員のモチベーションが低いため、サロン内部も結局は盛り上がることのない幽霊会員ばかりになってしまう。
実際に、期間限定でオンラインサロンの会費を無料もしくは無料に近い形に設定したサロンオーナーのほとんどが、「割引には希望したような効果が無かった / 失敗だった」と感じているそうです。
難しい初期段階でのブーストは安値以外で
確かに、最初の段階で多くの会員を獲得したい!という運営者心理は理解できます。
そこで、お総菜屋さんの試食のように期間を設けてオンラインサロンの月会費を無料にし、中身を確かめてもらえればいい。
このような展開になりがちですが、その結果、先に述べたような運営上改善が困難な負の要素が強く出てしまい、その後のサロン運営が非常に難しくなってくるというのが現実。
最初の段階で会員数が増えにくいのは、月会費のせいでは無く、単にターゲットに告知が行き届いていない事が原因である場合がほとんど。
オンラインサロンの運営について一人では解決し難い悩みが発生した場合には、
月会費の価格設定にも、初期段階のSNS・YouTubeでの会員獲得へのテクニックにも “両方” 詳しい、オンラインサロン作成専門業者に相談してみると、より良いヒントが得られるのではないでしょうか。