今、ビジネスで集客や認知活動に「動画」は欠かせない要素となっています。
動画は文字や写真よりも、伝えられる情報の量がずっと大きく、動画の発信や視聴がPC等の端末やネット回線の性能が向上したことで、容易になったからです。
相変わらず「ブログを更新しよう」「今日もSNSに投稿しよう」とばかりしている事業家は、この大きな時代の流れにたちまち取り残され、大きな成果を挙げられずに終わってしまうでしょう。
動画であれば、発信者の表情や声、人柄まで丸ごと伝えられるため、観る人との距離が大幅に近づきます。
つまり、発信者の話に対しても親しみやすさや興味関心が加わるので、集客などにも有利となるのです。
さらにライブ配信であれば、発信者と参加者の間に、時間帯の差が無くリアルタイムでつながれます。よって、録画された動画よりも親しみやすさが大幅に増すのです。
とはいえ、「録画かライブ配信か」の二者択一ではありません。24時間いつでも視聴できる録画も収録・公開し、両者を使い分けるべきなのです。
ただ、録画にはない、ライブ配信で特有の課題があります。それが「配信の時間帯」です。
時間帯はできるだけ固定しましょう
配信時間にこだわらず、「気まぐれ配信」を続ける配信者が少なくありません。一見すると親しみやすくて良さそうですが、これでは配信にいつも参加してくれる常連さんやファンができづらく、あなたのライブ配信の視聴習慣を育てられないため、オンラインサロンの集客には不利になります。
仕事や育児などで、突発的な用事ができるかもしれませんが、それでも「気まぐれ配信」は、視聴者本意ではなく発信者の都合を押しつけているにすぎません。
できるだけ配信時間を固定し、「この曜日・この時間といえばおなじみの……」といわれる存在を目指したいものです。
どうしても、固定された時間に配信できなければ、お詫びをして時間帯変更をしたり、思い切って中止したりするなど、あくまでも「例外」の扱いとすべきです。
いずれにしても、延期や中止は早めに予告しておかなければ、あなたのライブ配信の信頼性は、ジワジワと削がれていきます。
効果的な時間帯を「トライ&エラー」で探る
一般的に、平日の昼間、正午~午後1時ごろは、会社の昼休みで息抜きに動画を視聴する人口が一時的に増えます。また、午後7~10時ごろも、テレビと同様に動画視聴も増える「ゴールデンタイム」といわれるので、ライブ配信を実行する時間帯として狙い目です。
休日は、人付き合いや家事育児、旅行や趣味など、インターネット利用以外で人々がこなすべき用事が多いからです。平日であれば、仕事などの合間にネットを使う動機がより強いです。
ただ、新型コロナウイルスの影響で休日のレジャーで出かけるのが難しくなっている状況では、休日にも注目すべきかもしれません。
いずれにしても、発信者やテーマによっても人々が集まりやすい時間は個別に変わってきます。最も重要なのは一般論よりも実践、トライ&エラーの繰り返しによって、あなた自身のライブ配信にとって最適な時間帯を見つけ出すことです。
そして、最適な時間帯を見つけ出したら固定し、予告することで、ライブ配信の常連を徐々に増やす努力をしていきましょう。