オンラインサロンには、いくつかの種類があります。
中でも、オンラインサロンを収益事業として構築・運営する上で相性がいいのは、ビジネス目的での参加者が集まるオンラインサロンです。
すでに起業家として成功を収めていて、その成功法をシェアするところから、月数万円の収入を副業で得ようとする人同士が、情報交換をして相互に協力し合う場まであります。
投資系のオンラインサロンも広い意味ではビジネス目的です。株式やFX、不動産などの投資ノウハウを共有する場となっています。
では、ビジネス系のオンラインサロンを立ち上げて運営する上で、どのようなことを心得ておく必要があるのでしょうか。
主催者の知名度よりも、実績が重要?
オンラインサロンが世間で知られるようになったのは、お笑い芸人の西野亮廣さんや実業家の堀江貴文さんなど、世間でよく知られている主催者の成功例が、初期に多く出ていたからです。
しかし、その一方で一般的な知名度は低くても、ある業界内では「知る人ぞ知る」起業家や投資家が立ち上げているビジネス系オンラインサロンも成功を収めている例が増えています。
主催者はそれまで培ってきた集客手法や顧客リスト(人脈)を使って、オンラインサロンにも多くの参加者を集めているのです。参加者は、主催者の実績を観て、「自分もこれぐらい成功できるかもしれない」と期待するのです。
では、ビジネス系オンラインサロンは、成功者としての実績がなければ立ち上げられないかというと、そんなことはありません。
起業家・投資家・副業家として、同じぐらいの水準の人々が集まって、対等な立場で情報交換をしたり、告知や集客をサポートし合ったりする、互助会のようなオンラインサロンもあります。
オンラインサロンの会費を高額にしやすい
ビジネス系のオンラインサロンは、他のジャンルと比べて、月会費を高額に設定しても参加者が集まりやすい性質があります。会費を高く設定するほど、ビジネス上の課題が深い人、あるいは成長意欲が高く真剣な人がサロンに集まります。
起業家がビジネス目的のサロンに参加するなら、毎月の会費は経費にできますので、節税にも繋がります。よって、成果が得られそうなら高額でも気にしない参加者もいます。
投資系のオンラインサロンの中には、月に数万円台の会費を定めても、投資家が続々と集まってくる例もあるほどです。
一方で、同じようなビジネス上の悩みを持つ参加者が集まる、互助会のようなビジネス系オンラインサロンは、そこまで成功に深くコミットすることができないため、月会費を高額に設定することは難しいかもしれません。
ただ、成功した起業家をゲストとして迎えるオフ会を開催するなど、別の方法で魅力度を挙げることはできます。